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家庭背景と子どもの学力等の関係2
家庭背景と子どもの学力等の関係2
2. 世帯年収と子どもの学力
マスコミが報じたように「世帯年収が高いほど学力は高い」と考えて
差し支えありません。
特に、国語・算数ともAが知識・技能といった基本分野、Bが読解・表現・思考といった
応用分野の出題にもかかわらず、世帯年収の上昇とともに正答率が上昇するのは同じです。
基本分野も応用分野も、年収の高い世帯ほど力がついている、という結論になります。
全体の平均正答率は国算・ABの別なく「600万~700万円未満」
に相当する水準でしたが、「1500万円以上」の正答率は「200万円未満」の正答率より
同様に国算・ABの別なく約20ポイントずつ高くなっています。
そこでそれぞれの正答率を偏差値に換算しました。
| 平均偏差値 | 国語A | 国語B | 算数A | 算数B |
| 1500万円以上 | 55.3 | 55.2 | 57.0 | 56.1 |
| 200万円未満 | 46.8 | 47.0 | 46.9 | 46.2 |
表のように年収1500万円以上の正答率は国算・ABとも55~57、
200万円未満は46~47となりました。
「年収1500万円以上の子どもの平均偏差値は55~57、200万円未満の平均偏差値は46~47」、
ということになります。
算数Aが最大で、10.1ポイントの差がつきました。
世帯年収で100万円の差がつくのは、(特に所得があまり高くなければ)
家計の観点からはかなり大きな違いですが、
「400万円~500万円未満」の家庭は貯蓄その他を切り詰めて、
せめて子どもの生活実態に直接かかわる支出は「500万~600万円未満」
の家庭と大差ない水準を確保しているのかもしれませんし、
逆に言えば「500万~600万円未満」の家庭は、
子どもの生活実態に直接かかわる支出は「400万円~500万円未満」の家庭と同水準で、
年収の多い分を別の支出に回している、との見方もできるかもしれません。
「800万~900万円未満と900万円~1000万円未満」、
「1200万~1500万円未満と1500万円以上」でも同様の関係なのでしょう。
2009/8/19 水曜日 |
















